若いころは、普通に大学を卒業し就職しました。
(多額の奨学金を借りて卒業した苦学生でした笑)
同期が20名くらいいて、その中で内定の数が一番多かったのを今でも覚えています。
その自信がこのあとあだになってしまいます。

確か2年も経たないくらいで退職してしまいました。
え?俺の人生もう終わってもうたやん、とすごく落胆したというか、人生の壁にぶち当たったのを
覚えています。

思い返せば、若気の至り。
経験不足で何もできないのに、こんなもんじゃない、ともがいていたのを覚えています。

その後、地元の松下電器でふらふらと工員アルバイトをやっていました。
その時すでに同期はもう何年か働いていたので、どんどん自分との差が広がっていくと
焦っていたように思います。

そんな時に、前職の同期と飲みにいってふらふら酔っ払いながら道を歩いていたときに、
ちょっとキャリアウーマンらしき女性が歩いていました。
酔っぱらったついでに、ちょっと声かけてくるわ!、と声をかけたのが中国人の方でした。
日本のアパレル商社でバリバリ働く、日本語ペラペラの7歳くらい年上のお姉さんでした。
外見も良く、当時の私からすると中身もすごい大人で、その時に生まれて初めて外国語に興味が湧きました。

短いお付き合いでしたが、中国人特有?のハングリー精神や、自分の考えの甘さを指摘してくれたり、
家族を大切にするなど、私が忘れかけていた考えをを教えてくれました。
その後のわたしの人生に、少なからず影響を与えてくれた方でした。