それから少しして、アルバイトで貯めたお金で、英語を勉強しようとカナダのトロントへ旅立ちました。
当時25歳くらいだったでしょうか、俗にいう海外逃亡組みですね笑。

英語もゼロからスタートなので、日本にあるECCにような、単純に英語を勉強する語学学校に行きました。

その学校に通っていたのは、3か月ほどでしたが、ローカルの人たちとつながりを持とうと、
試行錯誤しながら自分で考えて行動できたのは、いい経験になったと思います。

ホストファーザーの配管工の仕事を手伝って、現地の若い職人達と一緒に働かせてもらったり、
フレンチレストランで皿洗いなどして、小銭稼ぎをしていました。
その語学学校は本当に小さく、アットホームだったので、3歳くらい年上の校長と仲良くなり、仕事を与えてくれたりもしました。
日曜には、サンデーチャーチといって、そこにいるクリスチャンの大学生たちと知り合い、夏に一緒にキャンプにいったり、
レジュメを作って公立小学校の職員室にいきなり行ってアシスタントをさせてもらったり・・・。
あ〜、あのころは本当に自由で楽しかったです。

英語に関しては、当時基礎の基礎しか習得できませんでしたが、コロナ渦で20年ぶりに再度英語熱が再燃。
今では一生の趣味にしようと通勤車内で英会話を楽しんでいます。

結局1年ほど滞在し、そこで妻と出会い(もちろん純ジャパ)、帰国後少しして結婚。
娘を授かりました。

どちらかというと、妻より私の方が教育熱心というか、躾にはうるさかったかもしれません。

小さいころから誕生日プレゼントなどは、知育玩具ばかり買っていた思い出があります。

帰国後、大手機械メーカーに就職したり、小さい商社に入ったり、英語を活かして仕事をしたいと頑張りましたが、
結局どこにいっても会社務めは長続きしませんでした。
わたしという人間はサラリーマンが合わないというか、できない人なのでしょう苦笑。