結婚もして、小さい子供もいた頃、もう30歳手前になっていました。
職人になってゼロから頑張ってみよう、と補修屋という現在の仕事につきました。
最後のチャンスでした。

これで食っていくしかないと、必死に頑張りました。
もうそこからは大きな失敗は許されません。

職人という仕事は、やればやるほど日に日に技術が身に付き、17時には現場が終わる。

帰りのコンビニでビールやお菓子を買い、遅くても19時には帰宅。そして家族とごはん。

嫌な上司もいなく、無駄な残業も一切なし。いつも気の合う仲間とアホな話で盛り上がり、笑いながら帰る。
人生ではじめて、この仕事に就いてよかったなと思えた時期だったと思います。

もちろんその頃はアルバイトだったので、日給8,000円で食い繋いでいました。
19歳の子達と変わりません。

そこで少し経験を積み、自分で小さな会社を作ったのが、いまから約20年前となります。